5歳児のように
まちがいたくなくて ためらってる自分がいる
分かったお顔をして スマシてるわけじゃない
知らないことが 恥ずかしいわけじゃない
ただ、ちょっと タイミングをはずしちまった
ためらう作業がはじまっった
いったいオレは 何を身につけちまったんだろう
動けなくなっていく自分がいる
ただ知りたくて 夢中になってる自分がいた
スポンジのように すべてを吸収してた
目を輝かせて すべてに興味を持ってた
ただ不思議で 口を開けたまま
まばたきするのも忘れてた
あの無防備なオレは どこへいっちまったんだろう
ただひたすらの自分がいない
歳をとるほどに いろんなものが見える
ものが見えるほどに いろんなことがうずまく
あの無防備なオレが 遠くのほうで呼んでる
しかし、その声は オレの心の中で
うもれてしまいそうに小さくなっていくようだ
呼び戻そう まだまだまにあいそうだら
離れていくわけじゃないんだから
その声は 心の内にあるんだから
手を延ばせば届くところにあるんだから
遠いあの頃の 自分の声に従おう
前しか見えないまま 歩いていた頃のように
shinji